日本一良心的なウエディングを目指して

平均600組もの結婚式を執り行う「杉乃井ホテル&リゾート」。別府湾を一望する絶景、最新トレンドを取り入れた空間や演出、豪華料理、そしてお客様第一主義を貫いたサービスとで熱く支持され続けている。毎年稼働率ほぼ100%の人気リゾートホテルが提唱する、業界の常識を打ち破る良心的価格、明朗会計が高い満足度を生む、杉乃井流ともいうべき独自路線を貫くウエディングに迫った。

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<プロフィール>
専務執行役員 総支配人
佐々木 耕一

「今やる、すぐやる、ただちにやる」、「スマイル&フレンドリー」など、多くのスローガンを掲げ常に社員を牽引し、別府湾を一望できる露天風呂「棚湯」、大きな水槽がありナポリの風景をイメージしたレストラン会場「シーダパレス」、水に浮かぶリゾートレストラン「シーズテラス」など、次々と話題を呼ぶ施設やプランを打ち出すアイデアマン。
2018年1月には数億円の減収にもかかわらず10日間連続休館を行い、希望者には海外視察研修なども実施するなど、働き方改革にも着手。

これから結婚される方たちのために、私たちができること

憧れのウエディングドレスを身にまとう瞬間、永遠の約束を交わした際の瞳の輝き、両親や家族の喜ぶ笑顔、友人たちや同僚たちからの盛大な祝福…。一瞬一瞬が感動のシーンとして心に刻まれる結婚式は、ふたりが家族として歩み出す晴れやかな人生の幕開けだ。かけがえのない一日を望むカップルたちの憧れや希望のすべてを満たすと同時に、減少する挙式の問題に着目し費用などの不安を明確化、解消する仕組みづくり、多種多様な要望の実現は大型ホテルだからこそ可能にしてくれる。そんな希有なウエディングステージが大分県別府市の高台にある。

「杉乃井ホテル&リゾート」は、山と海に囲まれた美しいロケーションに総室数647のスケールで佇む大型リゾートホテル。年間を通じ連日満館になるほど支持され、結婚式においても、その規模や招待するゲストの顔ぶれにかかわらず、高い満足度で喜ばれている。そんな人気ホテルの経営からウエディング部門における戦略までを牽引するのが、専務執行役員・総支配人佐々木耕一氏だ。

「昨今、挙式費用などを理由に結婚式を挙げないカップル、あきらめるカップルが多いことは非常に残念なことです。しかし私ども杉乃井では、カップルが望む感動的な結婚式をご祝儀の範囲内で実現してほしいと願い、ご提案、ご提供しております。自己負担を軽くし、その分を旅行や新居にお金をかけるなど、おふたりにいいスタートを切ってほしいですね。挙式後もご家族でいつでも帰って来られる場所として、私どもは結婚するみなさまの人生を応援しています」
と、気さくな笑顔で語りはじめた佐々木氏。

年間約600組もの幸せな結婚式が、ここ杉乃井ホテルで生まれ続ける理由を話してくれた。 

目指すのは、“日本で一番、結婚式に呼ばれたいホテル”

「2012年にウエディング事業をスタートしたのですが、実は、積極的にやりたいというわけではなかったのです」

当時すでに大分県内でも式場やゲストハウスが乱立しており、正直スタートに踏み切るには迷いがあったと語る佐々木氏。海外挙式も盛んになっていたうえ少子化も進み、将来的な見通しがなかなか見込めない厳しいマーケットだった。だが、地域一番の宿になるためには、婚礼事業は避けては通れなかったと振り返る。

そんな市場の現状をふまえ佐々木氏が取り組んだのは、とことん「お客様第一主義を貫く」という、独自な流儀による杉乃井流ウエディングの実現。1組1組に喜んでもらえることを主眼に、会場やチャペルなどの設備投資にこだわり、ハレの日にふさわしい高級食材をほぼ原価で提供するなど、大胆な方針を次々に打ち出していった。これら思い切った手法が可能だったのも、本業であるホテルの宿泊数が連日ほぼ100%稼動しているからこそ。ウエディングでは顧客満足度を最優先にすることができたのだそうだ。

「これまで通り宿泊に特化したままでも良かったのです。そこをあえて婚礼をはじめることに踏み切ったのは、結婚式に招かれ全国からお越しになる方々に、温泉や料理、別府の景色など挙式からご宿泊までトータルで、ここ杉乃井ホテルで楽しんでもらいたかったからです」

ウエディング事業のスタートに向けてポリシーとして掲げたのは、“日本で一番、結婚式に呼ばれたいホテル”。この目標に向かって現在も、様々な施策や変革が日々行われている。

業界の常識を打ち破る、“サービス料無料”へと舵を切る

次々と館内に誕生したのが、海一望の絶景チャペルをはじめとする挙式空間や個性と魅力あふれる披露宴会場の数々だ。これだけでも新郎新婦たちを魅了するのに十分だったが、さらにコスト面での満足度を追求していった佐々木氏。ウエディング業界では当たり前になっている、さまざまな価格設定を見直すことにも着手したのだ。例えば、新郎新婦がドレスやアイテムなどを会場に持ち込む場合に派生する「持ち込み料」は取らないことに。さらに、原価が一切かからないことから、ホテルにとって一番収益をあげやすい「サービス料」を無料にすることにも踏み切った。

「結婚式の見積り総額には、通常10%以上のサービス料がプラスされます。これは新郎新婦にとってかなり大きな負担。そこで、うちでは思い切って、サービス料は一切なしにしたのです」

この業界の常識を打ち破る決断は、スタッフが潤沢にあり、サービスも教育もすでに行き届いたホテルゆえに成しえたことだろう。さらに、フラワーショップや衣裳店などのパートナー企業を公募し複数社を採用。新郎新婦側のコストを押さえるための協力体制も築いている。

「たとえ1組当たりの収益は少なくても、数が多ければ設備の固定費が削減できるので、全体の収支はマイナスにならない。おふたりにコストパフォーマンスがいいと思ってもらうことで、組数を増やしていける見込みはありました」

みんなのウエディング“コストパフォーマンス部門”6年連続1位を達成

 「あくまでも“お客様のために”というのが、杉乃井流ウエディングの基本姿勢です。お客様の満足度をあげることは、何度もお越しくださるリピーターを増やしていくことに繋がります。結婚式を挙げるおふたりとゲストのみなさまに喜んでいただけること。このことこそが、私どもがウエディング事業を続けていく目的なのです」

現実に、挙式したカップルの兄弟や親族、ゲストとして招かれた友人たちが新郎新婦となって、結婚式を挙げるケースもここではよくある。また、挙式後も家族一緒に、親族同士が連れだって宿泊し、リピーターになることも多い。

そんな杉乃井流ウエディングへの高い支持率が、はっきりと証明されている。それは、ブライダルクチコミサイト「みんなのウエディング」で、「コストパフォーマンス部門」6年連続1位を獲得しており、これまでの6年間で約3600組の結婚式を手掛ける。新郎新婦をはじめ結婚式に参加したすべての人に喜んでもらえることをとことん追求し、さまざまな変革をしていくところに、杉乃井流ウエディングが選ばれ続ける秘訣があるようだ。

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